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大阪市立美術館の後期「歌川国芳展」【6】 2011.6.7.
展示作品で、最も気に入ったのは、『「荷宝蔵壁のむだ書」黒腰壁』
で、図録には、2作品掲載されていますが、後期で展示されていたのは、
上のほうのものでした。
天保の改革で役者絵が禁じられ、「漆喰に釘で引っかいたようなタッチ」
で、ラクガキふうに描かれた絵です。
それぞの役者を暗示させる文字や記号が入れられているとのことです。
それを下絵にして木版画を制作する人たちも心得たもので、
精密に、そのラクガキの線を木版画で作りだしています。
元祖ヘタウマと言ってもいいかもしれませんね?
帰り、天王寺公園内で、噴水の中がどうなってるのか、見ることも
できました。