午前11時前に看護婦が病室に呼びにきて作業をされる部屋に歩いて行く。
のどの麻酔という液体を紙コップ1杯分飲む。
丸い白い飴玉のようなものをひとつ、口に入れて、舌の上で溶けるのを待つ。
台の上にうつぶせになり、顔のみ右側に向け、穴のあいた器具を口にくわえる。
眠ったかわからないので目を開けていてくださいと言われる。
昨日、パソコンで、CTの動画を見せて詳しく説明をしてくださった女性の先生。
周りにも、3人ほどの女性がいて、何やかやと作業をしている。
若い男性の医者が、ひとりだけいる。
目が醒める。
どこにいるのか、はじめ気がつかなかったが、自分の病室のベッドの上だった。
こんなに熟睡したのは生まれて初めてという感じで、しばらくボンヤリとしていました。
目が醒めたときにやってきた看護婦さんに時間を尋ねると、作業は午後0時20分に終わり、今は午後3時とのこと。
内視鏡(太めの胃カメラを)を口から挿入し、先端を十二指腸まで持っていき、内視鏡下に入れていたチューブを胃と食道から鼻腔を通して外に出し、胆管にたまっている胆汁をチューブから出していきます。
左の鼻の穴から長いチューブが出て伸びていて、その先にセットされた袋に黄色い液体がたまっていっています。
鼻の中など、まったく何の違和感もありません。
食事はできず点滴を左腕から入れています。
液体を自分に入れる袋と液体を自分から出す袋の間に自分がセットされているような感じです。