★又六さん
「週刊文春」での阿川佐和子さんとの対談で、園子温さんが、「地獄でなぜ悪い」の台本は、実家の20年前のフロッピーディスクの中にあったと言っておられますが、ヤクザの親分が自分の娘の主演映画を撮れと子分に命令するという発想は、バブルのころのものだと思ってしまいますね。
YouTubeで予告編を観ると、なんだか、現在の日本が描かれているようには思えませんでした。
それはそれで構わないのかもしれませんが、不況を実感しながら、日々、生活をおくっている者としましては、すんなりと入り込めないような気がします。
ヤクザが、「プレイガイドジャーナル」のようなタウン情報誌を作ろうと企画する小林信彦さんの小説「唐獅子株式会社」も、現在では、そのまま映画化することはできないように思いますね。
その時代を懐かしむ分には、いいですが。
水野良太郎さんが描かれた伝記マンガ「劇画マリリン・モンロー」を持っています。
それから、サイレント映画時代の喜劇俳優のハロルド・ロイドが、ステレオ写真(立体写真)撮影が趣味だったとのことで、ロイドが撮影したカラーのステレオ写真を、2枚1組、左右に並べて掲載している立派な造本の写真集がアメリカで刊行されていて、それを持っていますが、その中に、何枚も、ロイド撮影によるマリリン・モンローの写真が入っています。
プールサイドの水着の写真ですが、マリリン・モンローの肉体の立体感を堪能することができます。
マリリン・モンローを描いたその映画も3D版があるといいかしれませんね。