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映画「ピクセル」
9月28日の月曜日の休日に、なんばパークスシネマで観ました。 「インサイド・ヘッド」を観に来た時の予告編で面白そうに思い、特典としてカドケシが付くというので、発売当初、テレビで話題になっていて、どんなものなのかと興味を抱いた記憶があり、前売券を買うことにしました。 前売券を購入することは滅多になく久しぶりのことでしたが、カードのようになっているので驚きました。 パックマンなどは、デザイン会社勤務時代、昼休みに喫茶店で熱中したものでした。 その興味で観たくなりました。 映画が始まってすぐに、これは子供向けの低予算映画だという雰囲気を感じました。 日本映画でなら豪華でしょうが、アメリカ映画としては、そういう感じでしょう。 子供のころに映画館で観ていた東宝のクレージーキャッツや森繁久彌さんやフランキー堺さんの喜劇映画の雰囲気があるような気がしました。 子供から見た大人の世界のような味わい。 子供のころ、ゲームセンターでゲームに熱中していたふたり、独りは電機の修理屋、独りはアメリカ大統領になっていて付き合いは続いているという設定。 この主演コンビ、検索してみたら、ともに、コメディアンで脚本家のようです。 コメディアン主演の映画なので、東宝の喜劇映画を連想したのは間違いではなかったですね。 80年代のマドンナやホール&オーツの映像に合わせて宇宙人がコメントを発信してきます。 何かそれによって生じる笑いがあるのでしょうが、わかりませんでした。 何十年か詐欺罪によって刑務所暮らしをしていた男が、ゲーム大会のチャンピオンだったという経歴からアメリカ政府への協力を依頼される、その見返りとして希望するものを問われて、ナントカ&カントカ(映画では、ちゃんとしたコンビ名でした)とデートできればと答える。 どちらか独りでないとダメだと言われ、独りを希望。 その黒人女性とデートする。 映画の終わりになって、その黒人女性から、今からホテルに来なさいよと電話がかかってくる。 その黒人女性の横に、昔は可愛かったであろう、今はポッチャリとしたオバハンとなっている白人女性がいる。 というわけで、そのナントカ&カントカは、仲が悪いのが有名で、独りとだけしかデートできないと答えられたとか、そのふたりのうち、デートをしたいとなると、たいてい、可愛い白人女性のはずなのに別の女性を希望した、その白人女性が天地真理さん化している、そんなこんなが、アメリカ暮らしの80年代を知っている人には笑いにつながるのだろうと推測してみました。 ホワイトハウスの中で電機修理屋の主人公が偉いさんから「MIT出身かね?」と尋ねられる。 検索してみたら、MITはマサチューセッツ工科大学の略らしいですが、主人公は別のMITの大学名を答えていました。 日本でいうならば、「東大卒かね?」と尋ねられ、「はい、東大阪大学卒業です」と答えるというような笑いなのでしょう。 あと、自費出版したパラパラ漫画を、どこかの本屋で売ってくれないかな?と言ったら、「反省堂書店は、どうだ」と字幕スーパーで答えられる場面がありましたが、日本の観客でも、三省堂書店を知らなかったら、なんのことかわからないでしょう。 香取慎吾さんによる吹き替え版も上映されているようですが、どういうことになっているのでしょうね? 3D版は日本語吹き替え版のみで、私は2Dの字幕スーパー版で観ましたが、バックマンやドンキーコングのゲーム自体、平面的なものだったので、2Dで観るほうが相応しい気もしますね。 ドンキーコングと戦う際、主人公が女性に対して「おれのハンマーを使え」と言うと、女性が「いやらしい」と言う場面がありましたが、俗語というわけなのでしょう。 そういう具合に、日本の観客には、ややこしい笑いを扱ったもので、笑うことはできませんでした。 ゲーム大会のチャンピオン達なので、たとえ、そのゲームのキャラクターが現実に襲ってくる存在になっても、どうということはないので、ハラハラもしませんでした。 まぁ、つまらないこともなかったですが、面白いということもない映画でした。 セクシーなアメリカン女忍者キャラクターが現実化する場面があって、川崎ゆきおさんのマンガのキャラクターの猟奇娘の実写映画を思い出しました。 そのキャラクターは可愛かったです。 前売券の特典の消しゴムを使ってみましたが、特にどうということもないような気がしました。
by hitcity
| 2015-10-08 16:31
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Comments(3)
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by
又六
at 2015-10-09 15:18
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となり町阿久比のシネコンにて、アルゼンチン「人生スイッチ」鑑賞。快作だ、こんなに映画で笑ったのは久し振り。
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又六
at 2015-10-10 00:43
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川崎マンガの初出自販機雑誌といっても、手持ちは、ほんの少しです。名古屋の伊東古書店に通って店頭の雑誌を捲って川崎マンガを探したりした。ヤフオクに出た自販機本をアテズッポで買ったりした。伊東古書店もネット専門店になり、今は、店舗は無くなりました。その後、谷川徹三の戦前初出雑誌(改造、中央公論、経済往来、文藝春秋、など)のコレクションに精を出した。まあ、初出雑誌を見ると、川崎さんにしろ谷川徹三にしろ、時代の様子が判って、面白い。単行本では判らない面白さがある。
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hitcity at 2015-10-12 15:50
★又六さん
映画「人生スケッチ」のことは知りませんでした。 シネコンの予告編で新作映画のことを知るので、ミニシアターで上映される映画は知らないままのことが多いです。 ツイッターで、ミニシアターで上映される「草原の実験」というロシア映画のことを知り、それは観てみたいように思っています。 全編、セリフなしの映画とのことです。 |
by hitcity
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