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「『トキワ荘』無頼派 漫画家・森安なおや伝」【前編】11.19.
森安なおやさんのマンガは、雑誌「COM」の複数のマンガ家に よる連作シリーズ「トキワ荘物語」の中の1作として接した ものが、はじめて拝見するものでした。 そののち、森安なおやさんのお名前に接したのは、NHKの テレビで、トキワ荘が題材にされたドキュメンタリーに 登場されたときのことでした。 この本によりますと、その間のうち、7年間を大阪で 暮らしておられたそうです。 この本では、単身赴任でプレハブ会社に勤務されていたと 書かれていますが、地元の人間としましては、 どこで、どのような生活をされていたのか、興味が わくところです。 NHKのドキュメンタリー番組に出演後は、他人から 声をかけられるようになり、そうした「騒音」から 逃れるため、一時期、関西に逃れたりもされたそうです。 NHKのドキュメンタリー番組の放送後、雑誌「噂の真相」の マンガ界情報のコーナーだったと思うのですが(?)、 その番組を見て、故郷に帰る決断をしたマンガ家志望者が 増えたとか書かれていた記憶があります。 師匠のマンガ家の田河水泡さんは、この本の筆者の推測では、 「弟子の恥は、師匠の恥」と思ったのか、ということで、 その番組を見た直後、激怒し、森安さんを破門されたということで、 そのことは、初めて知りました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 人からは迷惑がられていて、やっていることを読んでみると、 それも、しかたがないだろうなぁ~と、思わざるをえない ような人物ですね。 ところが、巻末に収録されたマンガを拝読してみると、 主人公に対する愛情にあふれた、読んでいる最中、 涙がにじんでくるような内容で、そうした人物像とは つながらなくて不思議な気持ちになりました。 でも、よく考えてみると、主人公とその家族(母と妹)のなかでは、 心優しい、いたわりあう愛情にあふれていますが、 他人に対しては、攻撃的で厳しい面を見せていますね。 この主人公のような生活環境にいると、それが当然の ような気もしますが。 貸本マンガ1冊分が、まるまる再録されているわけですが、 とにかく、そのマンガは、素晴らしいです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森安なおやさんは、鉛筆で下描きをせず、いきなり ペンで描き、気に入るまで何本も描いては不要な線を 消して、選んだ線を残すという描きかたをされていた そうです。 そのぶん、線が生き生きとしていて、絵に動きもあり、 当時、この絵だったら、トキワ荘グループの中で、 もっとも絵がうまかったと言えるのではないかな… と思ってみたのですが、どうなのでしょう? 小津安二郎監督の映画が、お好きだったそうで、そうした おちついた雰囲気も感じますが、私は、貧しい家庭の 子供が主人公のイラン映画「運動靴と赤い金魚」と 「酔っばらった馬の時間」の味がすると思いました。 この本も、興味を抱いたページの中から、いくつかを 画像で紹介させてもらうことにします。
by hitcity
| 2010-11-19 22:50
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Comments(4)
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by
るちる
at 2018-01-19 11:35
x
雑誌に進出してれば大成してたかもしれませんね。
雑誌のオファーを頑なに拒み、貸本漫画でしか描かなかったから、貸本業界の壊滅・消滅で無職になり漫画家を廃業せざるを得なくなった・・・道を見誤ってしまったんですね・・・。
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by
hitcity at 2018-01-21 15:13
★るちるさん
NHKテレビのドキュメンタリー番組では、大工をされている森安なおやさんが、描きためたマンガの原稿を「少年ジャンプ」の編集部に持ち込みをして、編集者から励まされる場面がありましたが、テレビ用に対応がよかったのかもしれませんね。
Commented
by
kazepapa at 2019-08-05 07:18
ジャンプが持ち込みの掲載を本当に検討していたのに NHKが待ったをかけたとかいうような話を聞いています。(真否不明ですがw
Commented
by
hitcity at 2019-08-12 18:34
★kazepapaさん
そういう説もあるのですか。 私はテレビを観ていて、映った持ち込みの原稿からは、「少年ジャンプ」には無理だと思うが、「少年キング」なら載るかも?という印象を持ったものでした。 お知らせくださいまして、ありがとうございます。 |
by hitcity
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