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コメント欄 2011,9.10.
★又六さん
ひとつ前のワクにいただきました又六さんのコメントに対して、 順番に。 「火の鳥」は、私は、たいへん好きなマンガです。 手塚治虫さんの代表作としては、第一に挙げたいと思っています。 「火の鳥」は、「漫画少年」版と「少女クラブ」版という別物が ありますが、「COM」で第1部・黎明編として開始されたシリーズは、 「マンガ少年」「野生時代」と続いていきますが、私が好きで、 熱中して繰り返し読んだのは、「COM」版です。 「COM」の休刊に伴い、「望郷編」が第1回目だけで途絶え、 「マンガ少年」で新たな「望郷編」が始まりましたが、別物に なっていました。 「COM」の「望郷編」は、その前の「羽衣編」という舞台劇の ような短編とリンクしているようなところがあり、どのように その2編がまとめあげられていくのかと期待していたので、 残念でした。 「火の鳥」が、虫プロ商事から、豪華箱入り単行本として、 「黎明編」「未来編」「ヤマト・宇宙編」まで刊行されましたが、 奥野健男さんが解説を書かれています。 その中で、もしかしたら三島由紀夫は「豊穣の海」の着想を 「火の鳥」から得たのではないか?とか書いておられていました。 サービス精神からの記述のように思えますが、どんなものなのだろう? と、「豊穣の海」を読み始めましたが、第2部の途中で、なんか しんきくさくなってやめてしまったことがありました。 中学生の時、三島由紀夫さんの最期の演説シーンで、 「本を読むなら三島の小説,『豊穣の海』、どうどう完結!」 と叫んでいるという1コママンガが、サンケイ新聞の 「課題・コマーシャル」特集に採用されてもらった賞金が、 私の労働で初めて得た収入なので、読まないと、不義理を し続けているような気がするのですが~(汗)。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 映画の「火の鳥」は、公開時に、映画館に観に行きました。 映画「転校生」やテレビドラマ「てっぱん」の尾美よしのりさんの デビュー作だったように思うのですが? 「黎明編」を映画化されています。 実写映画ですが、一部分、アニメになっているところがあって、 猿田彦が狼をぶった斬るという場面はアニメでした。 どこかの百貨店でマンガ展が開催された際、その時のセル画が 販売されていて、ほかにも、テレビアニメ「雨ふり小僧」の セル画などとともに購入しました。 映画「火の鳥」のセル画は、映画用だからでしょうか、 かなりの広さの大きなものでした。 緊急にお金が必要となり、近々、本など、大掛かりに処分する つもりですが、そういうセル画も買い取ってもらうつもりに しています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ マンガとは別物で「火の鳥2772 愛のコスモゾーン 」という 映画が劇場公開された際にも、使用されたセル画を入手する ことができました。 中学生らしき少年が、自分の図柄が気に入らないらしく、 観客席を、これと交換してもらえませんか?と言って まわっているのを見ました。 手塚治虫さんの「メトロポリス」が劇場アニメとして上映された 際、入場者にセル画プレゼントということで、公開初日に 行ってみましたが、近くの中学生らしき少年が、外へ出て行って、 2度、再入場し、セル画を3枚、手にしていました。 映画料金、3回分、払ったことになるのです~。 私のそのとき入手したセル画、小さくロック少年が描かれたもの でしたが、引越しの際、クチャクチャにしてしまったことが 悔やまれます(汗)。 手塚治虫さんの劇場用アニメといえば、「千夜一夜物語」が ありますが、私が中学生の頃に公開されたのですが、その後、 上映会やマンガ大会などで上映される度に観に行き、 15回目まで数えていた記憶があります。 最も回数を多く観た映画かもしれません。 著名人が、ゲストとして、ひとこと、声優を務めていましたが、 手塚治虫さんが三島由紀夫さんに出演依頼の電話をかけたところ、 自分が気に映画にしか出ないと断わられたと、手塚治虫さんが 書いておられた記憶があります。 ↓ゲスト出演者名が、タイトルバックに出ています。 錚々たるメンバー。 ●千夜一夜物語 http://www.youtube.com/watch?v=8MV1kv9iZSc ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 映画「トゥルーマン・ショー」を観た際、「赤の他人」を 思い出しました。 「トゥルーマン・ショー」も面白かったですが、短いページ数で、 映画を凌ぐ面白さのある「赤の他人」に更に感心させられました。 ●トゥルーマン・ショー http://movietrailer.seesaa.net/article/27135814.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ヒューマニズムという言葉、私は人情話程度に解釈しているに すぎないのですが、先代の渋谷天外さんの「わが喜劇」という 本を読んだことがありますが、天外さんは、松竹新喜劇の 泣き笑いの「泣き」の部分を「笑い」を増幅させるために作るとか 書いてあったような記憶があります。 マンガや映画で、ハラハラ、ドキドキさせたり、ワハハと笑わせたり するのと、シミジミ、シクシクさせたりするのと同様のことに思い、 テクニックとしてのヒューマニズムだと私は思っていたりするのですが。 本当に人類愛に満ちているなら、慈善事業をしているのではないか? と思ってみたり。 「ボンバ!」の取って附けたようなラストシーンも、ヒューマニズム 云々というより、ああしなけりゃ、まとまらない~と、思ってしまい ますね。 どうも、本心で描かれたラストシーンのような気がしません。 それも含めて、あのマンガは好きです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 手塚治虫さんは、スポ根マンガの面白さがわからなかったとか いうことですね。 ●手塚治虫はなぜ巨人の星の良さがわからなかったんですか? http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1451960544 「やけっばちやのマリア」の冒頭、このマンガは、ウメズカズオや スポ根もののマンガではない、とか書かれていた記憶があります。 例の如しウロ覚えですが。 このマンガを掲載したので、「週刊少年チャンピオン」は、 福岡県児童福祉審議会から有害図書の指定を受けたとのことですが、 このマンガも、私の好きな1970年の手塚治虫作品です。 当時、「週刊少年キング」に、「アポロの歌」というマンガを 連載されていましたが、どちらもエロ描写が多かったように思います。 「アポロの歌」は、貸本マンガ調で、私は好きです。 私にとっての、ワースト映画・第1位の「IZО」を観た際、 このマンガのことを思い出してみたりもしました。 明るい手塚マンガファン好きのかたにとっては、ワーストワンに 成りうるかも? 「きりひと讃歌」 (下) (小学館叢書) [単行本] の呉智英さんの解説がよかったという記憶があります。 手塚治虫展の原画展示で、通常は、雑誌の120%拡大で 描かれているところ、このマンガは、130%ぐらいかな? かなり大きく描かれていました。 映画「ジョぜと虎と魚たち」のジョぜの部屋に、「きりひと讃歌」の 大都社から出た単行本があって、妻夫木くんが手にして読んでいました。
by hitcity
| 2011-09-10 09:10
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by hitcity
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