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「かわいそうだね?」(綿矢りさ)読了 2011.11.5.
表題作の「かわいそうだね?」は、今年の2月から5月の間、 「週刊文春」に連載されていた小説で、「週刊文春」は、その頃も 現在も、毎週、購入していますが、掲載されていることに気が つかないでいました。 目立たないイラストだったのかな? 綿矢りささんの小説は、芥川賞受賞作品として、月刊誌の 「文藝春秋」に掲載されたとき、「蹴りたい背中」を読んだ ことがあるだけでした。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「かわいそうだね?」のはじめのほうを読んでいて、あの頃の 生彩さは、どこにいったんだろう~?と、いぶかしく思えてきて、 若干、失望感がありました。 春陽文庫で、昭和30年代、40年代の青春恋愛小説を 読んでいるような気分になってきました。 「蹴りたい背中」は学生生活を描いていて、実体験があるからで、 この小説は、百貨店勤務の女性が主人公で、作者との距離が あるからなのかな?と思ってみたりもしました。 ところが、途中、恋人の携帯メールを覗き見するあたりから、 生き生きとしてきて、引き込まれていきました。 あとの盛り上がり効果を狙っての、一種のパロディとしての、控えめな 描写だったのかもしれません? 小説の中で、携帯メールの絵文字を見るのは、初めての経験 でしょうか? 東京で共通語を使い喋る主人公のクチから、ラスト、 主人公が、「吉本新喜劇で使われている大阪弁」という、 激しい大阪弁が炸裂! 爽快感がありました。 吉本新喜劇の未知やすえさんの、散々、乱暴な口調で、 相手のヤクザを罵ったあと、一瞬、間を置いて、 「こわかったぁ…」というギャグの逆パターンの展開とも いえるでしょうか。 映像化するなら、主人公には、吉本新喜劇の宇都宮まきさんが いいかな?と、思ったのは、まくしたてる大阪弁のことを想像して ですが、はじめのほうの、おしとやか部分は、うまく演じることが できるかということが気がかりです。 尾野真千子さんが「火の魚」という単発ドラマで、出版社勤務の 編集者を演じられていましたが、その彼女が、「カーネーション」で、 激しい岸和田弁の女性をされていますが、その両タイプを備えた 主人公のようにも思えるので、尾野真千子さんもいいかもしれませんね? 「火の魚」と「カーネーション」は、脚本、渡辺あやさん、主演、尾野真千子 さんという、同じコンビによる作品なのですね~。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 私は、丸谷才一さんの短編小説の、なるほどガッテン的に、 オチの効いたところが好きなのですが、もう1作収録されている 「亜美ちゃんは美人」のラストに、同様の、なるほどガッテン を感じ、たいへん面白く読了することができました。 ラストのほうでは、ちょっと、泣いてしまいました。
by hitcity
| 2011-11-05 16:09
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Comments(1)
Commented
by
クリリ
at 2011-11-18 23:30
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「若干、失望感がありました」か・・・
やっぱり・・・、インストールがすごいインパクトありましたからね。 あのイメージからすると、ちょっと物足りない。 そんな綿矢さんの性格とか今後について、記事があるんですね。 http://www.birthday-energy.co.jp/ 31歳からが厳しいみたいで、ズバリ『かわいそうだね?』だそうですよ。 社会経験がないから『かわいそうだね?』とも。 厳しいねぇ、世間は。
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by hitcity
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