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「あるマンガ家の自伝・桜三月散歩道」(長谷邦夫)読了 2.25.
昨日の金曜日、午前2時起床、午前4時から正午まで勤務。 帰宅後、午後3時すぎから、前日の木曜日の休日に、 大阪市立中央図書館で借りて、その日に読了した、 長谷邦夫さんの「快読術」に引き続き、長谷さんの 「あるマンガ家の自伝・桜三月散歩道」を読み始める。 途中まで読んだところで就寝し、今日の土曜日の休日、 起床後、引き続き読み始め、午後3時頃に読了する。 400ページ以上ある本を、途中、睡眠時間を挟んだものの 一気に読了し、なんだか、1泊2日の旅行をしてきたような 読後の気分でした。 たいへん充実した、たのしい旅行でした。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 長谷さんにも、これまでも、何度も、案内していただき、 長谷さんの回想旅行に連れて行っていただきましたが、 今回は、表通りだけではなく、こんなところまで~という 路地の奥まで案内していただいたという印象です。 赤塚不二夫さんに変装した長谷さんに案内された旅行も 子供時代にしていたことがありました。 この自伝でも触れられている赤塚不二夫さん名義で出版された 「シェー!の自叙伝」も小学生のころに購読していました。 それ以降に、長谷邦夫さん名義で描かれた回想録(小説もありました)は、 全部読んでいるような気がしますが、それらが、映画やテレビの2時間 ドラマや、週1度で3箇月ほどのドラマだったとするならば、今回のこの 自伝は、NHK朝の連続テレビ小説といえるかもしれません。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ たとえば、今までの回想録で、長谷さんが学生時代に 赤塚不二夫さんと石森章太郎さんと一緒に、手塚治虫さんを 訪ねるというエピソードは、これまでにも何度か接してきましたが、 どの駅で待ち合わせをしたとか、翌日、赤塚さんは仕事で、 石森さんとふたりで映画に行ったことなどは、この本で初めて 知ったように思います。 その映画は何であったとか具体的に書かれていて、特に私は、 そうした細部に興味を抱く傾向があるので、ずいぶん、楽しませて いただきました。 その映画は有楽座で上映されていた「悪魔のような女」とのことで したが、谷崎潤一郎さんの短編小説「過酸化マンガン水の夢」に、 谷崎さんらしき主人公が、日劇ミュージックホールでストリップを 鑑賞後、「悪魔のような女」を観に行く記述がありますが、同じ 映画館で観ておられたのかぁ~と思ってみたり。 つげ義春さんが赤塚不二夫さんに貸本マンガ執筆をすすめたという ことには、これまでも触れられていましたが、「描く気があるなら これに描くといいよと、上質の画用紙を100枚近く置いていったんだ (赤塚不二夫氏・談)」ということは、初めて知りました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 長谷さんが送り手としての立場から書かれていること、そのほとんどの ことに関して、子供時代から受け手として接していたので、私自身の 回想録のような錯覚におちいるようなところもありました。 赤塚不二夫作品、長谷さんの「しびれのスカタン」、何冊かの長谷さんの 貸本マンガ、朝日ソノラマのサンコミックスの長谷さんがマンガ化された 「東海道戦争」、長谷さんが副会長の「永井豪ファンクラブ」、 「COM」のパロディマンガ、「週刊読売」の全日本満足問題研究会、 雑誌「面白半分」で接していた全日本冷やし中華愛好会、タモリの登場、 大阪万博(触れられているアメリカ館・ソ連館・三菱未来館にも 入りました)、もちろん、「まんが№1」。等々…。 私自身は、青山斎場の手塚治虫さんの告別式について書かれた 日記の「一般の方々はそとで五千人もの行列!」の中にいました。 私が高校2年生の夏休み、東京で開催された「第1回・日本漫画 大会」の前夜、大会委員長の青柳誠さんに付いて、ふたりで、 アニメ映画上映用のレンズを借りに手塚プロダクション、展示用の 生原稿を借りに松本零士さん宅をまわったことがあり、青柳さんとは、 その1度きりのお付き合いでしたが、「SF大会」よりも前に 「マンガ大会」で、日本で初めてコスプレをされたのが、青柳誠さんで あるということを、この本で知りました。 「宇宙戦艦ヤマト」だったとのこと。 青柳さんは、私のことなど何も覚えておられないことでしょうが、 私のことを知っておられるかたでは、サークル広場で 「月刊広場」を発行されている林捷二郎さんと、その寄稿者の 森としあきさんが登場されていました。 サークル広場で、1冊、作品集を、私が編集したことがあって、 森としあきさんは、「ヒデキくん」というギャグマンガを 送ってくださいました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ この本の後半になると、長谷さんのブログから転載された記述が 増えてきます。 私自身が、長谷さんと交流を持つようになったのは、私が 長谷さんのホームページの掲示板に書き込みをしたことが 切っ掛けで、それが、マンガ愛好家の集うサイト「誘蛾灯は 引き出しの中」の掲示板での交流に発展していきました。 関西の黒澤明ファングループで知り合ったかたと、毎年、忘年会を していたことがあって、SF小説の新人賞を受賞し単行本が出た人がいて、 誘蛾灯さんの掲示板で、そのことに触れた際、誘蛾灯さんや又六さんが 購入してくださったので、宣伝する気持ちもあって、その人の忘年会での 発言などにも触れたところ、検索して、その書き込みを見たその人の 逆鱗に触れ、抗議の電話を受け、掲示板に残っていた、その人に関する 記述をすべて削除したのですが、そこから引用されていた長谷さんの 書き込みは削除することができず、誘蛾灯さんに連絡をとってもらって、 長谷さんに、その書き込みを削除していただいたということもありました。 その節は、どうも、すいませんでした。 関西の黒澤明ファングループの3人で、黒澤明さんの告別式に 行った際、新幹線の中で、その人に、その月の前の号だったと 思うのですが、「小説現代」か「オール読物」だったかに、 長谷邦夫さんが、赤塚不二夫さんとの決別を書かれた手記を 発表されていて、その話題をした記憶があるので、1998年の ことだと思うのですが、さびしい、かなしい出来事が書かれていました。 そのことを知っているので、この自伝で、長谷さんが、初めて 赤塚さんを訪ねる箇所を読んでいて、涙が出てきました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「週刊少年サンデー」の巻頭カラーページの「グアム島の鯉のぼり」は、 当事、目にしていました。 グアム島で、はしゃぐ赤塚さんと長谷さんの姿を思い浮かべては、 また、涙が出てきました。 はじめに、この本の映画化やドラマ化について書きましたが、私が 制作するのならば、グアム島のその場面から始めてみたいと思いました。 グアム島の海に浮かぶ赤い鯉のぼりが、江戸川の水面に映る 桜並木になり、長谷さんを演じる子役が登場し、物語が始まる。 とにかく、こんなに堪能した読書は久しぶりのことのように思えました。 ひとりの人生を描いたもので、同じくらい充実感のあるものを読んだ もので、ここ何年間の記憶では、水上勉さんの「宇野浩二伝」以来の ような気がします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 主にトキワ荘のマンガ家たちとの写真が、たくさん収録されています。 その中に、裸でイグアナを演じているタモリさんの写真があって、 これが面白い。 表紙の桜の中に、そのタモリさんの写真を入れ込むという パロディ表紙を思い浮かべたりもしました。 郵政弘済会・郵便文化部が発行する月刊誌「ゆうびん」に投稿作品が 入選する記述があって、投稿者に横尾忠則さんがいたはずだが、 「この記憶が正しいという保証はない。」と書かれていますが、以前、 横尾忠則さんが、少年時代に切手の収集をし、将来は、郵便局に 勤めたいと思っていたと、テレビで述べられていたことがあり、 正しい記憶のように思いました。
by hitcity
| 2012-02-25 18:37
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by hitcity
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