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大江健三郎賞受賞作と山田風太郎賞受賞作を読了。 2012.4.7.
きょうの朝日新聞の朝刊で、綿谷りささんの小説 「かわいそうだね?」が、大江健三郎賞を受賞されたことを 知りました。 この本のサイン会に行った際、綿谷りささんに、 「吉本新喜劇みたいで面白かったです。」と言おうかと 思いましたが、その感想、すでに誰かに言われているような 気もして、りさちゃんに、この人、ありふれた人ね~ なんて思われたくはないので、それは却下し、映画化の話は ないのですか?と、素直な質問をさせてもらいました。 心底、訊きたいことだったので、これは、ありふれたとか どうとか関係ないと思いました。 というか、ほかの人が、りさちゃんに質問している内容に 聞き耳を立てていると、けっこう、文学的なことが多くて、 自分は、そういうのじゃなくて、ミーハーなファンだという ことを示したくて。 功を奏したのでしょうか、「ぜ~んぜ~ん!」と、ためぐちで 応えてくれて、うれしかったです。 そのときの模様は、この前も紹介してしまいましたが、 次のブログに書いていました。 ●11/13=2★綿矢りささんサイン会、大橋裕之さんサイン買い。11.19. http://hitcity.exblog.jp/16844145/ ●「かわいそうだね?」(綿矢りさ)読了 2011.11.5. http://hitcity.exblog.jp/16784075/ に感想を書いていますが、吉本新喜劇のことに触れていますね。 要するに、吉本新喜劇の未知やすえさんのギャグを連想させる ところがあるということなんです。 大江健三郎賞は賞として、「受賞作品の英語(あるいは フランス語、ドイツ語)への翻訳、および世界での刊行。」 が与えられるとのことですが、関西弁のみの小説、たとえば、 「細雪」(谷崎潤一郎)や「エロ事師たち」(野坂昭如)の 場合、全部、日本語として、そのまま英訳してもいいでしょうが、 この小説の場合、標準語と関西弁との切り替えがいるので、 その際、どのような工夫をされるのか、興味がありますね。 大江健三郎さんの小説は、長編の「ビンチランナー調書」と 短編集を1冊しか読んでいなくて、読みづらくて、読む気が おこらないのですが、筒井康隆さんと井上ひさしさんとの 鼎談集や、「筒井康隆全集」の解説文は好んでいます。 阪急ファイブのオレンジルームでの、大江健三郎さんの 講演会に行ったことがありますが、ノーベル賞受賞以前 でしたが、超満員の人気で、ここでの月例の小説家の講演会 には、よく行っていましたが、通路に体育座りするところまで、 人を入れていたのは、大江健三郎さんのときだけだったように 思います。 既読の小説が、のちに何かの賞を受賞されるのは、殊更に うれしいことですね。 きょう、山田風太郎賞を受賞された「ジェノサイド」 (高野和明)を読了しましたが、この小説も、刊行時に 購入して読みたかったのですが、経済事情もあって、 図書館で借りるか古本で購入するかと思っていて、人から 商品券をもらって、それで購入したときには、すでに 山田風太郎賞を受賞していて、遅れを取ったのは残念でした。 それのみか、「このミステリーがすごい」とか「週刊文春」 「本の雑誌(上半期)」「日経おとなのOFF」などで、 軒並み、ベストワンを獲得したあととなってしまいました。 200ページで第1部が終了するまでは、あまり面白みを 感じなかったのですが、残りの400ページは、一気呵成に 読ませる面白さがありました。 高野和明さんの小説は、江戸川乱歩賞を受賞された 「13階段」が、抜群に面白くて、その作家の新刊が 評判がいいということで、この「ジェノサイド」を 読みたくなったのですが、正直いって、「13階段」ほどの 緊迫感は得ないまま読了したような気がします。 それは、私が、傭兵ものの小説は、傭兵になること自体、 好きでやっていることのように思え、そこで、我が身に 危機が迫ってきても、それは仕方がないのではないか~という 思いがあるからなのかな?と思ってみたりもするのですが。 「13階段」は、井上ひさしさんが激賞し、宮部みゆきさんが 対談相手に作者を指名するということからも伺える面白い 小説でした。 最近、文庫本の新刊コーナーで見かけましたので、お勧めします。 映画化作品を観に行きましたが、それは、つまらなかったです。 この「ジェノサイド」も映画化されても、そんなに面白いものには ならないかも?
by hitcity
| 2012-04-07 21:39
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by hitcity
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