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「ベスト・オブ・映画欠席裁判」読了
一昨日の夕方、文春文庫の「ベスト・オブ・映画欠席裁判」(町山智浩・柳下穀一郎)を読了しました。 奥付を見たら、今年の3月10日に発行されていて、その頃、新刊として購入していました。 550ページあるうち、160ページまで読んだところで、シオリを挟んで、そのままになっていました。 途中でやめていたのは、面白くなかったからというのではなくて、面白く気楽に読める本だったから、何かで行列に並ぶときなどに持っていく本にしようと、その時に決めたからです。 いきなり入院した翌日、一旦、家に帰った際にカバンに入れました。 行列の近くの人間が、大きな声で喋りあっていても、この本なら気にならないで読み進むことができます。 小説の場合、それは、なかなかやりにくい。 同じ病室の隣の兄貴分と見舞いの弟分が、昼間、喋りどおしの時は、この本を読んでいました。 ウェイン(町山)とガース(柳下)のおふたりの、漫才のようなやりとりが収録されていますが、ふざけあったり、毒舌を言いあったりしていますが、実は、見事な映画論です。 戸田奈津子さんの翻訳批判や、「ALWAYS三丁目の夕日」を例にとっての説明過多映画批判など、参考になりました。 映画「どろろ」を「とろろ」扱いしていましたが、原作のマンガに対しても詳しくて感心しました。 なんでも知っている人たちです。 「千と千尋の神隠し」について、 「10歳の少女が湯女(ゆな)をやらされる話だけれど、湯女は江戸時代の売春婦。ソープ嬢と同じ」 「湯屋の門前には食べ物屋ばかり並んでいるけれど、遊郭の大門の前にも茶屋が並んでいる」 「赤い灯は万国共通で売春宿の目印」 「浮世の垢を流してくださいって言うけど、ソープの客引きの口上」 「湯婆婆の服装は19世紀アメリカの娼館のマダムの格好そのまま」 「湯婆婆が、今日からお前は千だ!というのは源氏名」 「どこをどう見ても10歳の少女をソープで働かせる話」 「千と千尋の本が山ほど売っているが、どこにも、湯屋とは廓のことだって書いてない」 「『ユリイカ』では特集を組んで、インテリ風の連中が、少女が世界がって理屈こねてるんだけど、遊郭のゆの字も、売春のばの字もなし」 「ところがですね、宮崎監督は堂々と、インタビューで、僕が子供の頃には、新宿にだって文字通り赤いランタンが灯っているような街がありましたからねと言っている」 「赤いランタンって赤線地帯のこと」 「千尋を金で買おうとするカオナシってどうみてもリビドー(性欲)の怪物」 「新聞も雑誌もどこもそこに突っ込まないのは、宮崎駿の性的嗜好にかかわるからじゃないですか?」 というやりとりがあって、やっと、わけがわからなかったあの映画のことが、わかったような気がしました。 この本の目次に登場する映画のタイトルで、私が映画館に観に行った映画のタイトルを並べさせていただきます。 1997年から2006年に公開された映画で、このブログを始める前ですね。 「タイタニック」「GODZILLA/ゴジラ」「プライベート・ライオン」「M:I-2」「A.I.」「千と千尋の神隠し」「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」「ギャング・オブ・ニューヨーク」「キル・ビル」「マトリックス・レボリューションズ」「ラストサムライ」「ミスティック・リバー」「ロスト・イン・トランスレーション」「CASSHERN」「イノセンス」「キル・ビルVol.2」「デビルマン」「Mr.インクレディブル」「アレキサンダー」「ミリオンダラー・ベイビー」「スターウォーズ エピソード3/シスの復讐」「宇宙戦争」「チャーリーとチョコレート工場」「キング・コング」「ミュンヘン」「ALWAYS 三丁目の夕日」「ココシリ」「スキャナー・ダークリー」「007 カジノ・ロワイヤル」
by hitcity
| 2012-09-19 16:39
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by hitcity
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