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> 6月1日(土曜日)/映画「はじまりのみち」
6月1日(土曜日)/映画「はじまりのみち」_f0151647_16241858.jpg

午前10時開始のクロッキー会が終了したら午後1時50分。

この日は月の初めの映画サービスデー(入場料1000円)。

5月28日(木曜日)、午前4時から正午まで勤務ののち帰宅してテレビのチャンネルを変えていくと、「徹子の部屋」のゲストが加瀬亮さんだった。
加瀬亮さんは、山田太一さん脚本のテレビドラマ「ありふれた奇跡」で気に入ったので、そのまま見ていると、木下恵介監督が「徹子の部屋」にゲスト出演された際の映像が流れました。

加瀬亮さんは、公開される映画で、木下恵介監督を演じられたそうで、木下恵介さん自身の映像など見なくて演じ、それは、その映画の監督と話し合って、物真似するのじゃなくて、自分なりに演じたらいいという結論になってと述べておられました。

それは原恵一監督で、私が映画館まで観に行ったアニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」「河童のクゥと夏休み」の監督じゃないですか!

「河童のクゥと夏休み」は、私がその年に観た映画の中で、最も気に入った映画でしたが、「クレヨンしんちゃん」の映画もよかった。

その監督の初の実写映画ということに興味がわいてきて、木曜日の「徹子の部屋」を見るまでは、その存在を知らなかった映画を、2日後の土曜日の公開日に観に行くこととなりました。

「木下恵介生誕100年プロジェクト」として製作されたらしい「はじまりのみち」という映画です。

入場する際、両面にビッシリと書き込むアンケート用紙と鉛筆を手渡されました。
1、2度、そういうアンケート用紙を手渡されたことがあるような気がしますが、珍しいことですね。

アンケートの設問の中に、「以下の告知の中で印象が強かったものすべてに○を付けて下さい。」とあり、「徹子の部屋」も挙げられていました。

戦争中に故郷の浜松市に戻り、山奥の村まで、木下恵介監督(加瀬亮)と兄(ユースケ・サンタマリア)が病身の母親(田中裕子)をリヤカーに乗せて運ぶ、その道中を描いたロード・ムービーともいえる映画でした。

同行するのが、荷物を背負って運ぶ便利屋で、濱田岳さんが演じておられます。

濱田岳さんは、午前2時に起床して出勤の用意をしながら見ていた「終電バイバイ」というテレビドラマで、その存在を知り、それがなかなかよかったので、この映画に出演されているということを知り、それも、この映画を観に行く動機のひとつになりました。

「終電バイバイ」は、各回、演じている役柄は違っていましたが、気弱で善良な人間ということは共通していて、その印象もあり、また容貌からも、そんなに悪ラツな印象は抱かなくて、この映画のキャラクターの場合、もっと悪ラツな人間のほうがいいように思い、吉本のメッセンジャー黒田がやるといいのになぁ~と思ってみたりもしました。

憎たらしいやつだなぁ~と観ていて、あとで、主人公とともに観客も打ち解けていくような展開になっていくのですが、容貌が、いかにも善人なので、その意外性も感じられず(現在、モバゲーの満員電車の中のテレビコマーシャルに出ておられます)。

お調子者のキャラクターでもあるのですが、それ以前に、生真面目というような印象を、まず、抱いてしまいます。

加瀬亮さんの兄役のユースケ・サンタマリアさんが、また生真面目な役柄で、ケーブルテレビのスペースシャワーTVで、トータス松本さんとのコンビでされていた「夕陽のドラゴン」という番組で、世間にあまり知られていないころから親しんでいて、つい、お調子者なら、ユースケのほうやろ!と思ってみたりもしました。

ユースケ・サンタマリアさんは、ムーンライダーズの楽曲を扱ったミュージカルの舞台「ドント・トラスト・オーバー30(サーティ)」で、ナマの姿を拝見したことがありました(奥菜恵さん、井上順さん、鈴木博文さんたちが出演)。

加瀬亮さんは、「重力ピエロ」という映画の公開時に、なんばパークスの屋外特別ステージで、吉高由里子さん、岡田将生さんと一緒にトークをされるのを拝見したことがありました。

この映画「はじまりのみち」の主演の兄弟ふたりともナマで見たことがあるとは、珍しいことだなと思いもしました。

濱田マリさんも出演されていましたが、ギターの男性との2人組の「砂場」として歌われるのを扇町ミュージアムで観たことがあったことも思い出しました。
モダンチョキチョキズ以前で、まだ10代というような感じの美少女の時代でした。

山道のロードムービー部分と、木下恵介監督作品の名場面集で構成されている映画でした。

名場面集は、けっこう長いのですが(「陸軍」のラストシーンは、延々と映されていきます)、この映画の半分の時間を占めていたのでは?と錯覚するようなところがありました。

この映画は、少人数の山道だけの映画という印象があり、名場面集の数々は、大勢の人間が出ていて、セットなども豪華なもので、その対比が、そのように錯覚させる気分にならせたのかな?と思ってみたりもしました。

山道だけの低予算映画の印象、それで、小学生のころ、学校の講堂で上映されて観ていた教育映画のような味わいがあるようにも思えてきました。

アニメ映画の名作を連続して生んでこられた監督の初の実写映画という興味で観に来たこともあるのでしょうか、じつに、アニメ映画的な実写映画だという印象がありました。

冒頭、加瀬亮さんと大杉蓮さんが室内でふたりで会話を交わす場面がありますが、対面したふたりの構図は、そのままで、身体は動かず、まるで、アニメ映画で、会話をするためにセル画のクチの部分だけを動かしているような感じがありました。

カメラは据えっぱなしで、背景が動かない場面が多く、それもアニメ映画的に思えました。
実写なのに、背景画を1枚で済ませようとしないでもいいのにと思ってみたり。

たとえば、背景に緑色の山があり、その奥のほうから手前に延びてくる道を、向こうから手前に向かって加瀬亮さんが歩いてきます。

加瀬さんの後ろを左から右にふたりの農夫が歩く場面がありました。

そのふたりの農夫は実写の人間なのに、何のしぐさもみせず、アニメ映画の通行人同様、ただ、画面を横切る印象。

手前の加瀬亮さんのセル画、その下にふたりの農夫のセル画、その下に山の背景画、そんなふうに感じて観てしまいました。

同様に、無個性な通行人が、主人公の後ろを画面を横切るという場面が、いくつかあって、その都度、アニメ映画の画面を感じました。

遠めに若い女性と12人の男女の子供たちがいる光景を目にして加瀬亮さんが、指で円を作り、それがカメラのレンズであるかのように覗き込みという場面がありました。

のちに「二十四の瞳」の映画を作ることを予感させるような幻想味も感じる場面ですが、宮崎あおいさんの出演は、その1分にも満たないような印象の短い場面だけでした。

宮崎あおいさんは、この映画のナレーターをつとめておられますが、こういう女優さんでも、アニメ映画の登場人物と同等の扱いであることも面白く思いました。

田中裕子さんと濱田マリさんの演技にアニメ映画を感じるところもありました。

そんなふうに、アニメ映画の手法で作られた実写映画のように思え、けったいな映画やなと、そこを面白く思いました。

アニメ映画「河童のクゥと夏休み」の終わりのほう、コンビ二の前で主人公の少年が長い時間を過ごす、すごくいい場面がありますが、アニメ映画とは思えない、実写映画のような時間の描写のように思え、それが、アニメ映画らしくないというところで、ほかにない魅力のように感じるところがあったように思うのですが、この映画は、実写映画で、アニメ映画とは思えないアニメ映画の魅力が感じられず、それが残念に思いました。

タイムトラベルで、戦時中の木下恵介監督と遭遇するクレヨンしんちゃんを登場させ、そのアニメ映画に、木下恵介監督作品の名場面集を加えた構成の「クレヨンしんちゃん モーレツ!木下恵介監督の逆襲」という映画にしていただきたかったなぁと思ってみたりもしました。

エンドロールで、映画に描かれた場所の現在の景色が映されていたり、登場していた旅館の現在の様子と家族のかたたち(映画に女学生で登場していたかたが御婆さんになっていました)が映し出されたり、こういうことは、ファン心理のなせるわざだと思え、原恵一監督の木下恵介監督に対する心酔ぶりが伺え、好感が持てました。

木下恵介監督作品の名場面集も、かなり選び抜かれたもののように思え、怒涛のような迫力でせまってきました。

昔の映画ですが、どの映像も美しかったです。

「破れ太鼓」「二十四の瞳」「野菊の如き君なりき」「喜びも悲しみも幾歳月」「楢山節考」を映画館での上映で観ていました。
名場面集にはありませんでしたが、公開時に観た木下恵介監督作品は、「衝動殺人 息子よ」だけですね。

終了後、廊下に出ると、長テーブルが3脚ほど置かれていて、皆さん、律儀にアンケート用紙に記入して投函していました。
私は、映画の印象という設問に対して「アニメっぽい」と書いておきました。

まるで実写映画みたいと言われるアニメ映画がありますが、その逆は珍しく、そのことでいつまでも記憶に残る映画のように思いました。

★又六さん  

「陸軍」のラストシーンを観ながら、コメント欄に、又六さんがその映画を観たことを書いておられたことを思い出していました。

私も観ていたら、感動することのできる映画になったかなという思いがありました。

筒井康隆さんの日記に、今村昌平監督の「楢山節考」を観た際、なぜ、木下恵介監督がオールセットで映画化したのか理解することができたというようなことを書かれていたことを、名場面集の木下恵介監督の「楢山節考」を観ながら思い出したりもしました。
いずれも映画館で観ていますが、私は木下恵介監督版のほうが気に入っています。

映画「ヒッチコック」にも、このような名場面集があってほしかったなぁ~というようなことも思いました。
6月1日(土曜日)/映画「はじまりのみち」_f0151647_16245483.jpg

by hitcity | 2013-06-05 16:25 | Comments(0)

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