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【読書メモ】ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム
「ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム 大手出版社が沈黙しつづける盗用・剽窃問題の真相 」(宝島NF) 溝口 敦+荒井 香織(元ガジェット通信記者)編著 佐野眞一さんの本は何も読んでいなくて興味もないのですが、書店で手にして、「盗用対照表」というページが何ページにもわたって載っていて、こんな本は見たことがない!と興味をひかれ、盗用されたかたの中に赤瀬川原平さんもおられて、面白く読んだ「東京路上探検記」(尾辻克彦・赤瀬川原平)からだというので、購入を決めました。 「盗用対照表」によると、赤瀬川さんの文章の 【以後隆への三行広告は出ていない。隆とその母親であろう真佐子との関係線は、新聞の片隅を離れて、一億人の渦の中へ潜って行った。もはや私たちには何もわからない。】 が、佐野さんの文章では、 【この三行広告は、父子のメッセージで幕を降ろし、これ以降、隆への三行広告は出ていない。隆と母親と思われる真佐子との関係はここで遮断され、一億人の渦のなかへ潜っていった。もはや私たちは何もわからないのである。】 になっています。 小説の盗用については、まぁ、影響うけすぎかな?と寛容でいられるところがありますが、題材を探し出すことも作品のうちと思えるノンフィクションで、それをやっていいのかなと思いますね。 12人からの盗用部分を同じように表にされていて、見ていると圧巻です。 44ヶ所を盗用された著者のかたが、いちいち、「この部分は私の主観」とか言って説明されている文章もあり、久しぶりに雑誌「噂の真相」に接しているような面白さがありました。 佐野取材班のデータマンだったかたが参加しての座談会があって、データマンが取材してきた題材をもとに、佐野さんは「私は」という文章にされていったそうで、ほかのかたの文章も、データマンが集めてきた材料のように錯覚されていたのかもしれませんね? 佐野さんが盗用した相手に出した直筆の詫び状の写真が掲載されていたり、盛りだくさんの内容で、このような雑誌的な単行本は全部を読みきることは、まずないことですが、この本は読了しました。 ノンフィクション界についても何も知らないので、「ケチの佐野眞一、愚痴の山根一眞、無知の猪瀬直樹」と呼ばれるトキワ荘的な交流があったことを、はじめて知りました。 赤瀬川原平さんに取材を申し込んだら、現在体調が優れず、1時間程度時間を取ってじっくり対応するのが難しいそうだという記述がありました。 ツイッターで、最近、赤瀬川さんが出演される予定だったトークショーを体調不良のため欠席されたということを目にしましたが、そんなにお身体の具合が悪いのでしょうか?お大事になさってください。
by hitcity
| 2013-06-15 09:27
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by hitcity
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