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> メモ帳
> 「グロリア」「北斎―富士を越えて―」
●11月13日・月曜日の休日

「グロリア」「北斎―富士を越えて―」_f0151647_15542132.jpg

「おあついところ、すいません」

南海電車ナンバ駅の高架の下の吉野家で、朝定食の「ハムエッグ定食」(350円)を持ってきた店員のおばさん、スマートフォンでツイッターに熱中していて気がつかないでいる私に、そう言った。

この写真の表示時刻は、午前9時22分。


「グロリア」「北斎―富士を越えて―」_f0151647_16090144.jpg

「こまかい」

5席ほど離れた右側の男性客が、そう唸った。

TOHOシネマズなんば別館の「午前十時の映画祭」で「グロリア」を鑑賞中。

1981年に公開された映画で、その時のポスターの印象が強いけれど、観に行かないままになってしまい、気になっていた映画。

1994年に公開された、これは観に行ったが、「レオン」の原型と言われている映画。
「レオン」とは男女が逆、「グロリア」は、かっこいいオバハンである。

監督が自分の奥さんを主演にして作った映画とのことだけれど、迫力ある凄みを見せる女性、日頃から奥さんが怖いのかと思ってしまった。

ラスト、駅でグロリアと待ち合わせの約束をしている少年が到着した列車から降り、一度は乗客たちと改札口方面に向かう。
ところが、改札口とは逆方向に車両の一両分ぐらい、そちらに走って行き、また戻ってくる描写があった。

何をしているのかわからなかったが、グロリアがもしかしたら乗っているかもと確認しに行ったのか。
その場面で、右側の男性客が発した言葉が、「こまかい」。

その言葉を聴いた途端、その前の場面、降下していくエレベーターの中にグロリアがいて、上から拳銃でエレベーターの天井を撃ちまくられ、天井に穴がいくつもあいていく場面が思いうかんでくる。

絶体絶命、どうなったのかという、エレベーターの天井だけの場面だったけれど、降下するエレベーターが停止しドアが開く時間が描かれていたことに気がつく。

繊細な描写で、かつ迫力があり、感服した映画。
面白い映画だった。
観に行って良かった。

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「前のにいちゃん、どんくさいから、進めへん」

あべのハルカス美術館がオープンしたのは、2014年3月で、様々な展覧会が開催されてきましたが、今回、初めて入場しました。

大英博物館 国際共同プロジェクト「北斎―富士を越えて―」を開催している。

大盛況で混雑していて、掲げられた額装やガラス越しに目の前で展示作品を見るとなると、端から人の列に並んでいく。
早く見ていきたい人は、その後ろから覗きこんでいく感じになる。

私は律儀に、順路が変わり、壁を移動する度に端から並んでいった。

前に小学生の低学年らしい少女がいて、その前に母親がいる。
母親は「前期も来たかったけれど来られなかったの」と少女に語りかける。
前期と後期に別れていたのかと初めて知った。
現在は後期である。

展示作品に添えられた説明文に「ライデン国立民俗学博物館所蔵」とあり、母親が、どこの国にあるでしょう?と訊き、ヨーロッパだと、ヒントを出したりしている。

この十数年に大阪で開催された大がかりな浮世絵の展覧会には欠かさず行っているような気がする。
京都にも2度行った。
しかし、浮世絵の展覧会の会場で子供を見たのは初めての気がする。
子供がいるのが意外で、ちょっと驚いた。

最前列で作品を鑑賞している人々の列の移動は微々たるもので、スタッフの女性が「移動しながら見てください」と、のべつまくなしに声をあげているが、横移動しながら絵を見るなんて、そんな器用なことはできない。

そんな状況にあった時、私の真後ろにいる おっさんが同伴者に話しかけるという形で、私に聴こえよがしに非難するように「前のにいちゃん、どんくさいので、進まへん」と言ってきた。

「どんくさい」とは、大阪弁で、「不器用」とか「手際が悪い」とかの意味があるけれど、この場合は「モタモタしている」とかになるのかな。

そう言われても、どうしようもない。

ムッとしたので、「じゃあ、変わりましょうか」と振り返って言おうかと思ったが、それにしても理不尽であるし、何かの勘違いか、そもそも、自分は、いつまでたっても「にいちゃん」なのか?老人からみたら、そうではあるだろうけれど、もしかしたら、もっと前方にいる若者についての発言なのかも?とも思い、むかつきながらも、黙って作品鑑賞を続けた。

ちょっと間を置いてから、今度は、おっさんは、同伴者に「いつも、こんなんか?」と話しかけた。
年季のはいった夫婦という感じの声のかけようだった。
奥さんはうなずいたのか無視したのか、そんな間があったあと、おっさんの照れたような「ハハハッ」という笑い声が遠ざかって行った。

おっさんは気づいたのである。
前に隙間があるのに進もうとしないモタモタしている男の、その隙間が子供がいるために上部にできている空間であったことに。
悪態をついたあと、その子供の存在に気づいた時、おっさんは驚愕したことであろう。

おっさんは、「いつも、こんなんか?」と奥さんに尋ねていた。
奥さんは前期を観にきていて、良かったので、後期は夫を誘うことにしたのだろう。

ところが、このおっさんは、興味がない。
作品鑑賞者の列に子供ひとり分の隙間だけでも、それを見るとイライラしてくる。
美術愛好家にとっては、そんな隙間も、前の人間が、そんなに作品に、みいっているのかと、気にはならないのでは、というか、作品鑑賞をしていたら、回りの人を見たり気になったりはしないのではと思ってしまう。

仮りに隙間が気になったとしても、「前、進んでますよ」と声をかける程度だろう。
このおっさんのように、いきなり挑発的な発言とはならないはずである。
因縁をつけ、それに相手が反応してきたら、「なんや、やるのか!」というのが自分の得意なジャンルで、居心地の悪い展覧会会場を自分の分野に持っていきたかったのかもしれない。

おっさんの照れ笑いの声が遠ざかる早さからして、その場所からどこかの展示作品の場所に移動するという感じではなく、そのまま退場していった気がした。
こんなに興味がなかったのかと嘆く奥さんに引っ張られて。
どんくさい話である。

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午後2時ちょうどに入館し、退館したのは4時55分でした。

美術館の大がかりな展覧会に行くと、たいてい3時間ぐらいはかかってしまいます。
すいている展覧会で、ひとつの作品の前にじっといるのは居づらいところがありますが、今回は、動くにも動けず、気にせず、じっくり見ることができてありがたかったです。

退館したら、待ち時間はなくなっていましたが、火~金は午後8時まで、月土日祝は午後6時までとのことで、この日、この時間からだと、1時間しか見ることができませんね。

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駅からポツンと離れて存在していた あべのHoopの中の画材店カワチが、あべのハルカスができて繋がってからは行きやすくなりました。

マンガ原稿用紙を購入。
翌日の14日の火曜日は、猫の思い出マンガの下描きに着手していました。
3度目の下描きになり、原稿用紙が足りなくなりました。
描いたあと、2度、思い出話の追加分を思い出し、やりなおすことにした次第です。
小説なら、そんな追加の作業もやりなおしやすでしょうが、パソコンならともかく、手描きでのマンガの場合は、面倒なことになってしまいます。

いつもショルダーバッグに文庫本を2冊ぐらい入れていますが、この日は「北斎―富士を越えて―」を見るのに時間がかかるだろうと、重みのないように何も持参せず、50分も入場待ちするのにもたないと、あべのハルカスの16階の美術館から7階のジュンク堂書店までエスカレーターで降り、ちくま文庫の「猫の文学館2」(和田博文・編)を購入。

午後1時20分頃に本屋に向かい、戻ってから入場したのが午後2時なので、待ち時間が50分もなかったことになります。

猫の死についての、加藤楸邨、斎藤茂吉、夏目漱石、有島生馬、とうかたがたの文章を読みました。

有島生馬さんの「猫」の【猫の幸福は独立自由、外界に支配される所の極めて少ない点である。幸福が幸福らしく見えない点である。】に納得し考えてしまうところがある。

重いので後で買おうと思っていた「コミックビーム」(12月号)を帰りに再び7階のジュンク堂書店に寄って購入する。

創刊22周年記念・巻頭スペシャル対談「夏目房之介×姫乃たま」というのが掲載されている。

夏目房之助さんも漱石なみの扱いをされているなと感心する。

夏目房之介さんは、川勝徳重さんの学生時代の先生で、川勝さんも只今発売中の雑誌「POPEYE」(12月号)に登場されているので、例えば、師弟によるテレビのトーク番組「こうしてアア師弟」(仮題)があれば、いずれ、おふたりで登場されることになるのでは?と思ってみたりもしました。

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by hitcity | 2017-11-19 22:31 | Comments(0)

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