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> テレビドラマ「黒井戸殺し」
テレビドラマ「黒井戸殺し」_f0151647_03394752.jpg

●4月14日・土曜日

アガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」を、三谷幸喜さんがテレビドラマに脚本化をされたと、ツイッターで知り、楽しみにしていました。

新聞のテレビ番組欄では、午後7時57分から午後11時10分までになっていて、3時間越えで、録画ではなく、放送時に観て、あとで、録画で、いくつかの場面を観かえしてみたりしました。

小説の「アクロイド殺し」と、歌野正午さんの「葉桜の季節に君を想うということ」は、映像化が不可能だと思っていました。

小説の「アクロイド殺し」は、独りの人物が、事件について綴っていく手記の形態をとっています。

私は、大久保康雄さんの訳の文庫本「アクロイド殺害事件」で読みましたが、解説で、重要なことなのに触れられていない箇所があると書かれていた記憶があります。

殺害現場の椅子の移動について書かれていないとかいうことだったと思います。

そんなこともあって、このミステリー小説は、フェアかアンフェアかと話題になることがあり、私は、そうしたことについて書かれた文章を読み興味を持ち、犯人を知った上で読みました。

映画「アガサ 愛の失踪事件」では、クリスティーを主賓にしたパーティーが開催されていて、参加者が、パーティー会場で、新作の「アクロイド殺し」について、フェアかアンフェアか、語り合う場面もありました。

テレビドラマの場合、殺害現場の椅子を移動させる場合がなくても、フェアかアンフェアなど考えることもなく、あとで、探偵なり犯人なりが、回想シーンとして、椅子を移動させていた場面を入れておけば、それで済み、納得もできました。

映像化不可能だと思っていたのは、小説に忠実に、すべてを順に映像化していくと考えてのことだったのですね。

それでも、「葉桜の季節に君を想うということ」だけは、映像化は無理だと思います。
映像化する方法があったとしても、それでは、原作の面白さとは違ったものになるでしょう。

三谷幸喜さんの脚本によるクリスティー作品のテレビドラマ化は、「オリエント急行殺人事件」に次ぐものですが、「オリエント急行殺人事件」放送時は、前・後編で、前編しか観ていません。

後編は、三谷幸喜さんのオリジナルのようで、筒井康隆さんのブログで、それを観た筒井さんが、「三谷幸喜は天才じゃないのか」とか書かれていて、それを観る前に、原作の小説を読んでおこうという気になり、光文社古典新訳文庫の「オリエント急行殺人事件」を購入しましたが、未読になったままで、録画した後編も観ないままとなっています。

読まないうちに、映画で公開された「オリエント急行殺人事件」を観に行ったりもしましたが。

筒井康隆さんが、文章の修行をする際に、手本にしたと、アンケートで、大久保康雄さんの名前をあげておられたことがあり、ヘミングウェイの小説を大久保さんの訳で読んだりしていましたが、「アクロイド殺害事件」も、それで大久保さんの訳で読んでみたわけです。

気になる箇所があって、あとで、ほかの文庫本の、田村隆一さんと羽田詩津子さんの訳も購入し、何ページかを読み比べたことがありました。

昔は、そうしたヒマなことをやっていて、夢野久作さんの「ドグラ・マグラ」は、東京創元社の文庫本で読みましたが、現代教養文庫、角川文庫、三一書房の「夢野久作全集」を購入し、気になる箇所を読み比べ、現代教養文庫に、「彼女」が「彼」になっている誤植があることを発見しました。

主人公が錯乱している場面で、なかなか気がつかない箇所だと思います。

「夢野久作全集」では、×××と伏せ字になっている箇所は、文庫本では、伏せ字にはなっていませんでした。
平将門が云々とかいう箇所でした。
天皇関係で伏せ字になっていたのかな?

「ドグラ・マグラ」は、沖積舎の箱入りの復刻本を購入し、それで読もうと思ったまま、書庫部屋で行方不明になったままです。

筒井康隆さんの「ロートレック荘殺人事件」は、帯カバーに、「前代未聞の言語トリック」とあり、そのおかげで、冒頭の4ページほどを読み、この小説の趣向は、こうなんなだろうなぁ~と推測したら、その通りでした。

私が読んだ東京創元文庫の「アクロイド殺害事件」でも、本の冒頭の解説文に、そのようなことが書かれていて、私は犯人を知った上で読んでみたのですが、これで気づく人がいるのじゃないか?と思ってみたりもしました。

「アクロイド殺し」をクリスティーが発表したのが1920年ですが、トリック自体には、先行した小説が存在すると、何かの本で読んだ記憶がありましたが、ウィキペディアを見たら、1917年のスウェーデンの小説家のものがあるらしいですが、初めからトリック自体は隠されてはいないとのことで、そうなると、別物のような気がしますね。

私の好きな小説家の谷崎潤一郎さんに、「私」という短編小説があり、「アクロイド殺し」と同様の趣向で、クリスティーより先に発表されていたと何かの解説文で読みましたが、1921年のようですね(?)。

ウィキペディアには、【1921年に谷崎潤一郎が発表した『私』もこのトリックを使っており、その際、芥川龍之介から、イタリアにああいうものがあると言われたとのちに書いている(春寒)が、この作品は特定されていない。】と書かれています。

集英社文庫の「文豪のミステリー小説」に収録されている、久米正雄さんの短編小説「嫌疑」も同趣向だったという、ボンヤリとした記憶がありますが、どうだったかな?
いつの作品なのか、検索してみても、わかりませんでした。

まぁ、同趣向のトリックを思いついたとして、それを作品化する際、どう面白くするかが問題で、このテレビドラマにおける、斎藤由貴さんのキャラクター、クリスティーの場合なら、シェパード医師の姉になりますが、その面白さが重要となってきますね。

今回のテレビドラマで、クリスティーのポアロにあたる、野村萬斎さんの探偵に、初対面の刑事が、「部下が、鬼怒川の事件ではお世話になった」と話しかける場面がありました。

クリスティーなら、「ナイルに死す」にあたるのかもしれませんね。

昔、映画化された「ナイル殺人事件」を観に行きましたが、また、映画化されるようです。

この前、観た新作の「オリエント急行殺人事件」のラストシーンで、ポアロが、「これからナイルに向かう」と言っていました。

三谷幸喜さんによる、鬼怒川温泉を舞台にしたテレビドラマ版も拝見したいものです。

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by hitcity | 2018-04-15 07:21 | Comments(0)

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