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映画「犬ヶ島」
●5月29日の火曜日の休日 「週刊文春」(5/31号)で、黒澤明作品と宮崎駿作品に影響を受けたアメリカ人による日本を舞台にしたストップモーション・アニメ(人形コマ撮りアニメ)と知り、興味を抱き、「犬ヶ島」を観に行くことにしました。 スマートフォンで検索をして上映時間を確認したら、午前8時50分からの字幕版と午後0時05分からの吹替版があり、字幕版を観ようと、TOHOシネマズなんばに到着したのは、午前8時38分。 マルイの8階に映画館があり、1階のエレベーター乗り場の横には、時間表と、ここが日本で初めて商業として映画が上映された場所ですということが書かれた小林一三さんの文章のレリーフが掲げられています。 8階にあがり、ここは、チケットは、自動販売機により購入することになっていて、その手続きをしようとした時になって、字幕版と吹替版の時間を逆に勘違いをしていたことに気がつきました。 この前に観たアメリカ映画「レディ・プレイヤー1」に、日本語で発声され英語の字幕が出る「オレはガンダムで行く!」というセリフがあり、スピルバーグ監督の意図は?と思うようなところがありましたが、この「犬ヶ島」にも、そういう箇所があるような気がして、すべてが日本語吹替になると、そうしたものに接することができなくなるので、やはり、後日、字幕版を観に来ようと帰ることにしました。 本屋もあいていないし、ひとりカラオケ店もあいてはいないだろうし、まっすぐ家に帰ることにしました。 帰宅後、部屋の整理作業に久しぶりにとりかかり、自分のペースからしてみたら、わりと、はかどったような気がします。 ●6月3日の日曜日の休日 日曜日は、字幕版の上映が、午前9時40分からになっていて、それを観に行くことにしました。 待つのはイヤで、だいたい、いつも上映時間のギリギリに行くことにしていて、南海電車の最寄り駅で配布されていた時刻表の紙を見てみたら、午前9時15分に乗ったらギリギリ間に合うという感じ、しかし、念のため、余裕を持って、その前の午前9時3分に乗ることにしました。 1階のエレベーター乗り場の前に、西洋人の若い男性が自転車を前にして、時間表を見て、何か迷っているような風情がありました。 8階の自動販売機でチケットを購入しました。 それを見て、TOHOシネマズなんばの「別館」での上映だということに気がつきました。 別館には、「午前十時の映画祭」の際に、よく行っていて、そこにもチケットの自動販売機はありますが、本館でも、こうして購入することはできました。 南海通りをまっすぐ歩き、交差点で左折(右折すると、なんばグランド花月)。 少し歩くと、別館がありますが、急いでも、本館から別館までの移動に3分はかかるでしょう。 次の電車に乗っていたら、間に合わなところでした。 このブログの上の3枚の写真は、5月29日の火曜日に行った際に撮ったもので、4枚目の時間表は、6月3日の日曜日に撮ったものですが、5月29日は本館での上映で、6月3日は別館での上映と変更になっていますね。 西洋人の男性ふたりが大きな声でロビーで話していましたが、ひとりは、さっき、本館のエレベーター前に自転車とともにいた男性なのかな?と思ってみたりしましたが、どうなんでしょう。 本館が、なんば東宝のあった南街会館で、別館が、東宝敷島のあった場所ということで、昔から馴染みがありましたが、そうでないと、間違って本館へ来た人間が別館に行くのは、わかりにくいところがあるのじゃないかな?と、よく思ってみたりはしていました。 本館と別館というには、ちょっと離れすぎの気がしないでもないです。 前から4列目の中央の席で観ましたが、若い男女の客で、賑わっているという印象がありました。 映画終了後に売店のパンフレット売り場に並ぶ人を見るのは、そうはあることではないなと、それを眺めていて思ってみたりもしました。 私は、面白いとは思えなかったので、パンフレットを購入する気持ちにはなりませんでした。 今週号の「週刊文春」では、評者の5人のうち3人が満点をつけていて、世間の評判もいいようで、それを自分は面白く思えないということで、「マッドマックス/怒りのデス・ロード」や「シン・ゴジラ」とよく似ているかもしれませんが、いずれも、主人公だからと登場した人物に、素直に最初から感情移入できる人間にとっては面白いかもしれないけれど、人見知りが激しく、なかなか腹を割らない自分としては、感情移入する切っ掛けがないと入り込めないところがあって、面白く思えなかったのかなと思いました。 疫病のために犬が隔離された島に、主人公の少年が小型飛行機で到着し、愛犬を探す話なのですが、それだけでは、主人公に感情移入したり、馴染んだりできないのです。 少年と愛犬との仲むつまじい描写があり、犬が隔離された島に向かうと言う少年を、親が反対し、妨害とかをしていき、それを観ているうちに、少年を応援する気持ちになっていくとか、そういう段取りを踏んでいただかないと、私は感情移入できないようなのです。 昔は、もっと、すんなり感情移入できたような気がしないでもなくて、いつのまにか、そうなってしまったような気がするのですが。 スカーレット・ヨハンソンさんが声を担当しているメスの犬が登場し、主人公のオスとのやりとりがあるのですが、メスの犬が、セリフで、こういう曲芸をしていると説明、主人公のオス犬が、その姿を想像するという、それだけの場面が、2度あって、それで、なんで面白いのか?と思ってみたりもしました。 その曲芸の技が、ストーリー上で、何かでからんでこその面白さだと思うのですが(手塚治虫さんの「きりひと讃歌」の麗花のエピソードのように)。 もっとも、少し、ウタタ寝していたところもあり、そんな場面があったのかもしれませんが。 スカーレット・ヨハンソンさんの声の犬の名前は「ナツメグ」でしたが、村上春樹さんの小説「ねじまき鳥クロニクル」からとったのかな?と思い、あれこれ、試しに検索をしてみたら、「ナツメッグは、小型犬には幻覚誘発剤になるので与えてはいけない」という文章がありました。 オス犬に曲芸の幻覚を見せるからの命名なのか。 電車の2人掛けの席が対面した4人席、前の2人のおばさんが、誰か知らない人の噂話をしていて、その人物に魅力があれば、聞き耳を立て、魅力がなければ、いつのまにか眠ってしまう、その後者のような映画だったような気がします。 冒頭の場面、黒澤明監督の「乱」の燃えさかる城から出てきた仲代達矢さんと瓜ふたつの似たキャラクターが登場したり、「七人の侍」の音楽が流れたり、画面を左から右に横に移動するキャラクターを、カメラの中心に映しながらカメラも移動し、キャラクターは中央のままに場所を移動しているという、黒澤明監督作品の撮影方法も多用されていて、「レディ・プレイヤー1」同様、「トシロー」という名前のキャラクターがいたり、黒澤明監督作品の影響を大きく受けていることは伺えました。 「七人の侍」ならぬ、「七匹の犬」なのかもしれませんが、同じ犬の形をしていて、鼻の色が違うだけだったり、それぞれに個性的な味付けが感じられず物足りないところが、私には、ありました。 日本が舞台の映画で、相撲の場面などがありましたが、日本としておかしく感じるような場面はありませんでした。 犬たちは、英語を喋り、人間たちは、日本語(妙なアクセント)で喋り、日本語は英語で同時通訳されたりしていました。 「オノ・ヨーコ」という名前の女性のキャラクターが登場し、声をオノ・ヨーコさんが担当されていますが、英語と日本語が混在していました。 そういう、ややこしいことをされているので、やはり、字幕版で観るべき映画かなと思いました。 映画の画面の中にも、英語と日本語が混在し、エンドロールのスタッフ名などは、英語と日本語の2つを並べて表記されていました。 その画面構成は、なかなか、しゃれているなと思うところがありました。 いわゆる「ガロ系」という感じもありました。 日本語による新聞が画面に映りますが、神経の行き届いた労作で、感心しました。 力を込めて、一所懸命、制作された、その姿勢には、好感を抱きました。 映画をボンヤリと観ていて、面白いかつまらないか、観ていてダルいかダルくないか、それだけである私にとってみては、難しい映画だったのかもしれません。 映画終了後、西洋人の男性ふたりが、大きな声で、長々と感想を述べあっているようでした。 どんなことを喋っているのか、字幕が出てくれたらなと思いました。
by hitcity
| 2018-06-04 19:11
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Comments(2)
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by hitcity
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