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> メモ帳
> 3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4.
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_20482938.jpg

この前の金曜日の夜、屋我平勇さんから電話がかかってきて、
日曜日に会うことになりました。

屋我平勇さんは、「月刊漫画ガロ」にマンガを発表されていた
ことがあるかたで、同じく「ガロ」にマンガを発表されていた
川崎ゆきおさんと、学生時代から、マンガ同人会で一緒に
活動されていました。

そのマンガ同人会が、かつて「ガロ」で特集されていたときの
ページを紹介させてもらいます。

上から3列目が、屋我さんの絵ですね。
右から3列目が、屋我さんの自画像ということになりますね。
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_2044799.jpg

この特集では、赤瀬川原平さんと佐々木マキさんが、
川崎ゆきおさんのマンガに似せた絵を描いておられて、
面白いので、それも紹介させてもらいます。
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_2051471.jpg

3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_2053222.jpg

このマンガ同人会「もののけ」のメンバーが東京で生活を
始められたりし解散を余儀無くされて、川崎ゆきおさんが
「ガロ」誌上で、地元近くの人間を対象にして、
新規会員募集をされた時、私は応募させてもらいました。

屋我さんも東京に行かれるようになり、その壮行会として、
有馬温泉のヘルスセンターに行ったことがありました。

そこの遊技施設に、子供の遊ぶ、動物のかたちのした乗り物などが
あって、そのうちの電車のかたちのものに、川崎ゆきおさんと私が
乗ろうとしたら、従業員のおばさんから、
「おとなは乗ったらダメ〜!」と、叱られた記憶があります。

そんなわけで、私は、上記のメンバーのかたがたの中では、
川崎さんとの付き合いだけがあったような次第です。

上記の「もののけ」のメンバーが、ビートルズとするならば、
私が参加していた「もののけ」は、ポール・マッカートニー&
ウイングスのような存在だったような気がしています
(このたとえ、いかがなものでしょう〜?)。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

何年か経って、屋我さんが、伊丹市に戻ってこられてからは、
ステレオ写真(立体写真)仲間として、そうした関係の集会で会ったり、
どこかに一緒に撮影に行ったりで、よく会うようになりました。

関西ステレオ写真同好会の例会が、小学館発行の月刊誌「ラピタ」の
取材を受けた時、屋我さんと私も、その写真の中に入って、誌面に
登場することとなりました。
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_2072115.jpg

このブログで、ステレオ写真(立体写真)について、私は、
よく述べていますが、こういう世界です(↓)。
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_2075334.jpg

左下に
【友人の手で運ばれてきた機材たちはなかなか人を唸らせるものがある】
という文章がありますが、この日、御都合の悪かった玉井さんから
途中の駅で受け取り、集会の会場まで運んできた、その友人とは、
私のことです〜。

下の写真の最後列の3人。

左端が取材に来られた中山蛙さん、その隣りが、屋我平勇さんです。
その隣りが私ですが、偏光メガネをかけているとはいえ、やっぱり、
お見せするような顔ではないので、画像処理をさせてもらいました。
御了承、お願いいたします。
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_2082282.jpg

私も参加させてもらった「漫画雑誌 架空」の創刊号で、
「尋ね人」として、「ガロ」にマンガを発表されていたりしたかた
4名の氏名が載っていて、その中に、屋我さんの御名前もあり、
「架空」の発行編集人の西野空男さんが大阪に来られた際、
屋我さんに電話をして、来てもらったことがありました。

その時、「架空」の第2号に、屋我さんが新作のマンガを発表される
とかいう話が、おふたりの間で決まったようだったので、
「あれは、どうなりました〜?」と電話をかけてみましたところ、
「描くつもりでいる〜!」とかいうことだったので、
「是非、描いてくださいよ〜!」と、かなり強引に、私が、
せっついたことがあって、「それが完成したので、送った〜!」
という結果報告が、金曜の夜に、屋我さんからかかってきた
電話の内容でした。

それで、コピーはとっていないとのことでしたが、その絵コンテや、
残っている下描き段階の数ページを、日曜に梅田で会って、
拝見してきたという次第です。
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_2085918.jpg

最近の大阪の本屋については疎いということなので、まず、
阪急グランドビル30階の紀伊國屋書店のマンガ専門店へ。

その30階からJRの大阪駅を撮影した写真です。

この店は、私の知る限りでは、大阪で最も北冬書房の刊行物が
揃う店です。

屋我さんは、北冬書房の「幻燈」(8号)と青林工藝舎の
「アックス」(61号)を購入しておられました。

前にブログで、私が「幻燈」(8号)を購入した際、そのレシート
提示で、スクラッチカードと交換、500円の金券が当たったことを
書かせてもらいましたが、その金券を使用して、講談社発行の
税込み780円の「僕の小規模な生活(1)」(福満しげゆき)を
購入しました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そのあとで、大阪駅前第3ビル地階の絶版マンガ専門店「もっきりや」
に行ってみました。

雑誌の古本コーナーで、屋我さんは、表紙に「もののけ」同人だった
北中久雄さんの御名前が表記されている「漫画エロトピア」を発見され、
その雑誌(400円か500円でした)と「貸本マンガ史研究」
(19号)を購入されていました。

近くの喫茶店で、「漫画エロトピア」を見せてもらい、写真も
撮らせてもらいました。
昭和55年に発行された号のようでした。
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_209398.jpg

北中久雄さんの掲載作品「仁丹お茶壺事件」から、2ページ分、
紹介させていただきます。
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巻末の赤と黒の2色の4ページでは、いつも、このブログに
コメントをくださっている長谷邦夫さんが、イラストを
担当されていました。
3月2日、屋我平勇さんと梅田で会う。      2008.3.4._f0151647_20103410.jpg

「アックス」(61号)には、
「第9回マンガ評論新人賞・銓衡結果発表!!」のページがあって、
西野空男さんの「ルポ もののけ同人」というものが、最終候補に
残っていて、評論家の呉智英さんと村上知彦さんが、講評で長めに
取り上げられていたので、「もののけ同人」でもあった屋我さんに、
そのページを見てもらいました。

村上知彦さんは、

【デビュー当時の川崎ゆきおが主宰し、一時期『ガロ』誌上を
席巻して消えた同人グループの実態を、関係者への取材と
インタビューで掘り起こす試みである。】

【まんが史の片隅に消えた名のみ聞く謎の集団について、】

と書いておられていて、私は、そこを読みあげたあと、
「影一族かぁ〜」と言いますと、屋我さんは笑っておられました。

影一族について詳しく知りたいかたは、白土三平さんのマンガ
「忍者武芸帳〈影丸伝〉」を読まれるか、大島渚監督が映画化された
「忍者武芸帳」を御覧になってくださいね〜。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

絶版マンガ専門店「もっきりや」から、ジュンク堂書店・大阪本店に
向かうことにして、大阪駅前第3ビルの地下通路を歩いていると、
鉄人28号が目に入りました。
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どういう根拠による価格設定なのかわかりませんが、この
鉄人28号は、28万円で売られているようです。

レンタルボックスの店だということです。

ガラスケース(45×45×45センチ)の1ケース、
上の段から月額2千円、4千円、4千円、3千円、2千円で
レンタルしていて、その中に置いた商品が売れた場合、
手数料として店に15%分支払う(売り上げ精算は1カ月単位)
というシステムとのことです。

ガラスケースの両面を利用して、1枚ずつ、御自分で描かれたので
あろう絵を展示しているかたもおられました。
1枚2千円ほどの価格がつけられていましたが、作品発表の場として
利用されているのでしょうね。

手作り小物の類いが多かったように思いますが、中古カメラばかりの
棚もあって、屋我さんとは、中古カメラ店巡りなどもよくしたもの
ですが、屋我さんは、「ああいうのは、今は、こういうところに
来ているのか〜」と言っておられました。

「もっきりや」も近いことだし、マンガの古本や同人誌を置いて
みたら、ついでに覗きに来るかたもおられるかも?
なんて思ってみたりもしました。

このあと、ジュンク堂書店・大阪本店の1階から3階までまわり、
地下鉄・西梅田駅前で屋我さんと別れ帰宅しました。
by hitcity | 2008-03-04 20:17 | Comments(0)

高木ひとしのブログです。ツイッターもやっています(高木ひとし@ hithitcity )。連絡事項のあるかたは非公開チェックのうえコメント欄を利用していただくかツイッターでお願い致します。
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